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アリスJAPAN(アリスジャパン)は、日本のアダルトビデオメーカーである。ジャパンホームビデオグループ内メーカーのEROTICAについてもここにまとめる。

ジャパンホームビデオ株式会社(JHV)のアダルトビデオ制作レーベルで、JHVからは独立したメディア展開を行っている。沿革等については「ジャパンホームビデオ」の項目を参照。

1986年4月に立ち上げられた。美少女レーベルというコンセプトを表すため、母体の会社からとった『JAPAN』の前に美少女の象徴的な名前として『アリス』をつけた。アリスJAPANで新人デビューした女優の第一号は、『夏色天使』(1988年8月)の香取歩美。朝岡実嶺(1991年6月)のデビューで方向性が定まり、美少女路線に舵を切る。

1980年代のAV黎明期は性器修正=モザイク処理が一般的ではなかったため、多様な映像処理をしていたことでも知られており、「フラッシュパラダイス」シリーズでは陰毛に白い粉を振り、そこに強い光を当ててハレーションを起こす物理的なぼかし効果をかけ、「ザ・バイブル」シリーズでは輪郭内部をクロマキー合成処理することで人気を得た。

公式ホームページでは1995年2月にJHVで発足のレーベル「EROTICA」も扱っている。EROTICAは2010年1月にリニューアルした。コンセプトは「全員参加型」。リニューアル後は絵色千佳、愛澄玲花、茜笑美がデビューをしている。

2000年に入って、企画単体女優という言葉が生まれ、ブームになると専属女優作品のみできたアリスジャパンの苦悩と模索が始まる。2022年時点では派生したレーベルはすべて「アリスJAPAN」に統一。川上奈々美の引退後は専属女優のいない状態となるが、女優の魅力を引き出す作品作りに重きを置いている。

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